『王様戦隊キングオージャーvsドンブラザーズ/キョウリュウジャー』個人的感想
王様戦隊キングオージャーvsドンブラザーズ/キョウリュウジャー
まず前編、「なぜこうなったかというと」の入りからしてかなりドンブラテイストだったので大先生ではなくともその筋の人が担当してたのかなと思ったが、キング側の脚本だった。
言われてみればドンブラ側の細かい描写やけに拾ってて少し引いたレベルだったので、むしろ公式製より強火のファンが作った二次創作と考える方がしっくりくるかもしれない。
カブトムシのギイちゃんまではコラボ要素としてギリわかるとしても、雉野がヒトツ鬼になってキングオージャーに倒された話まで引っ張ってくるとは思わなかった。
舞台を死者の国にしたのはソノイを出したかったからなんだろうなと思ったが、(昔飼ってたカブトムシなんてどうせ死んでるでしょみたいなノリで「ハーカバーカにいるんじゃない?」とか言い放った少年が怖かったのは置いておくとして、)ギイちゃんをつなげた上で嘘をつくと死ぬ体質まで活かしてきたのは見事としか言いようがない。
さらに言うならタロウはギイちゃんを唯一の友達と言っていたけど、そこにほぼ友達だったソノイが顔を出してくるのも美しい流れだ。
世界観の違いはどうするんだという懸念点も一応あったが、忍者おじさんがトラックに轢かれて異世界転生するという目から鱗な回答をお出しされた。
何かもう、きれいすぎて逆にドンブラらしくないみたいなところはあった。
(忍者おじさんが異世界転生したらそりゃ強えでしょっていうのは納得したし、「また俺なにかやっちゃいましたか?」とか「ざまあ!」的な異世界転生モノのネタも楽しませてもらったが、これこそ鬼頭先生の言う子供に伝わるわけがないネタの典型だなとは思ってしまった。やはり公認戦隊がネタにするにはオタク臭すぎる話だとはどうしても感じる)
恒例のメンバー交流も満足のいくものだった。
高笑いコンビのダブルレッドはギラの振り回され属性がうまく機能していた。
文化人枠の猿原・ジェラミーのウマが合うのも納得。あの俳句は誰が考えたんだ。
逮捕歴がある雉野がゴッカンに囚われて家庭持ちつながりでラクレス夫妻に出会うのとか出来過ぎていて笑いをこらえるのに必死だった。余っていた翼ソノニペアもゴッカンでリタ辺りと組ませてやっても良かったのではとか妄想が捗る。
ジロウとカグラギは服装と筋肉コンビということになった。正直ここはちょっとしわ寄せきたなって気がする。文化人枠とペア入れ替えてもしっくりくるかなとか思ったり。
ヒメノリタ・はるかソノザはもっふんの実写版(なぜかゴローゲが出演している)を見てやけに生々しい子供番組談義を繰り出す。内容は置いといて、何かチーム同士で意見が割れ出すところは面白かった。
全体的にキョウリュウジャーがアクションに振り切った分、ドンブラザーズはコメディと交流に振り切った印象が強い。
ぶっちゃけvs映画で何が見たいかっつったら圧倒的に後者なのでドンブラザーズの満足度は高かった。
本来の尺なら後日談とかもはさんでアクションシーンももうちょっと盛られてたんだろうなとは思うけれども、ドンブラザーズがいれば尺の足りなさもむしろ武器になりうる。
個人的には短い尺の中に美味しいところばかり詰め込まれていて、60分くらい見たと感じるほどの充実感が得られた。
あとEDに映るまでムラサメのことを完全に忘れてて笑った。
(監督:坂本浩一 脚本:金子香緒里)
後半戦、率直に言って二度とないような機会だったのに尺の使い方が勿体ないと思ってしまった。
本編とのつじつま合わせとかね、正直どうでもいいんすよ。
結局トリンたちスピリットレンジャーは「時空を超えたのか!」つって無理矢理出せる雰囲気なんだから、もっとアニバーサリーに振り切ってくれよって思ってしまった。
アクションシーンはしっかりクロスオーバー要素入れつつ納得のいくもの仕上げてくれたから溜飲は下がったけど、途中までマジで少ない尺でなにどうでもいいことグダグダやってんだってイライラしちゃったからね。
無理にキング本編とつなげて辻褄合わせるくらいならさ、もっと10年後のキョウリュウジャーをストレートに描写してくれよ。
もちろん大人の事情というか、こういう構成にした意図はわからないでもない。
まず第一にキャストのスケジュールの都合、これを言われたらもうどうしようもない。
次にドンブラや本編でのコラボ回と被らないようにするという意図。ダイゴ以外のメンバーは大体本編で交流は済ませてしまっていることもあり、vs映画の醍醐味である交流が薄くなってしまうのは理解できる。
キング、ウッチー、弥生の出番が多かったのも本編でやれなかったことのリベンジみたいな意味合いが強かったように感じる。
あくまでもキングオージャーのキョウリュウジャー回の補完として作られている内容だったのが非常に惜しい。
二本立てで尺が少ないことやあくまでキングオージャーとのコラボであると考えれば、そもそも期待しすぎるべきでは無かったとも言えるが、本編では実現できなかったメンバーそろい踏みの10周年記念作品と考えると期待するなという方が無理な話だ。
たった2話のコラボ回の経緯とかぽっと出のプリンスとか意味深な発言とかを無理やり辻褄合わせることは果たして優先されるべきことだったのだろうか。
本編の描写を再利用して伏線っぽく仕上げたらいいってもんじゃねーぞ。
つじつまが合っていることと面白いことは別だし、そもそも大体が「そうなるかなぁ?」って感じのクオリティだったし。
求められているものは何なのかということを作る側が認識するというのは大切なことなんだなと強く思った。
そういう意味で言えば、アクションシーンはかなりvs映画で一般的に求められるもので好印象だった。
映画内でほぼ交流が無かった戦隊と武装交換してもな…というところはあるが、アームドオンしてもとどめは雷電残光にして欲しいなあって思ったらちゃんと雷電残光してくれるし、ソウジはせっかくフェザーエッジ持ってるのにトリニティストレイザー撃ってくれないのかなって思ったらトリンが撃ってくれたし、かなり爽快だった。
やっぱり欲を言えばキョウリュウは単独で10周年映画やってほしかったけど、そこまではスケジュール取れないからこういう構成になって、結果として色々ひずみができてしまったのかなという感想になってしまう。
そこらへんが納得いかなくてパンフレット買うほどではないかなってスルーしてしまったけど、冷静になって考えるとキョウリュウもいる分どう考えてもパンフ買うべきだったなと後悔している。これを買わないで何買うんだよってレベル。
あと最後のダンテツは何なの?風鳴訃堂みたいなこと?えぐすぎない?
雑に感想メモ「単発系」
グリッドマンユニバース
SSSSシリーズに求めているものや、続編・後日談として見たかったもの、クロスオーバー作品として見たかったものなど、見たかったものが山盛りに詰まっていた。
正直ダイナゼノンはあまりハマらなくて話も理解しきれてなかったので、本作でも微妙に何が起こってるかわからないところは結構あった。俺の前提知識不足を差し引いても、結構抽象的な説明が続くから初見で全部理解するのは厳しそうではある。パンフレットを買いたかったが売り切れていた。ただ、巨大ヒーロー戦や秀逸なキャラデザ・描写といったわかりやすい面白さと同時に、世界観・キャラクターの謎や人物描写の妙といった簡単にはわからない面白さも備えているのがSSSSシリーズの醍醐味だと思うので、そういう意味では期待通りの作品だった。
ストーリーとしては、本編でほぼグリッドマンに乗っ取られてた響裕太が中心になっていた。せっかく主人公なんだから、何かしら本人の描写が欲しいと当時気になっていたポイントだったので、かなり順当に欲しいものをくれたなと思う。概ね本編で見ていた裕太と違いはなかったり、彼自身の想いの強さが見られて当時の置いてけぼり感が解消された。本編だけだとグリッドマンに選ばれた特別な存在ってことが設定上でしかわからなかった印象があるが、本作でちゃんと主人公らしい描写があって満足。特に絶対的ヒーローのグリッドマンを裕太たちが助けるという展開が感慨深い。グリッドマンと人間の自分を対等に考えられる裕太は確かに主人公の器だなと思った。
ダイナゼノン組は、最終回で姿を消したガウマがまさかの新世紀中学生入り。ガウマとダイナゼノン組の再開というところで、ダイナゼノンの続編として見たかったものも取りそろえられている。何ならガウマと姫の再開とか予想外のサプライズもあった。ここら辺はもっと本筋に絡むのかなと見ながら思ったが、結構さっぱりしてたな。結局何が何だか謎が残るところではある。
サプライズと言えば、アカネ君の再登場もうれしいサプライズだった。やっぱりアニメ版グリッドマンといえばアカネと六花みたいなところあるからね。現実世界でもちゃんと居場所ができたみたいでほっこりした。実写パートを使えるのも原作のグリッドマンならではだよな。アニメ本編で1クールかけてたどり着いたゴールとも言えるから、アカネが味方してくれるのはまた感慨深かった。謎の衣装変更はなんか本人の趣味だったりするんだろうか、うれしいけどさ。
原作譲りの巨大ヒーロー戦はお馴染みのものから初登場なものまで多彩な組み合わせの合体が見れて無条件で楽しい。全員に役割があるってのがいいよね。
クロスオーバーとしては、地味に謎だったダイナゼノン世界の成り立ちみたいなものが明かされて、それがストーリーの根幹のグリッドマンユニバースだった。主人公同士の友情は王道だし、戦えないけど一緒にいるグリッドマン組と全員一丸になって戦うダイナゼノン組が対照的で互いの良さが出てた。
仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐
(監督:中澤祥次郎 脚本:高橋悠也)
本編で神様になっていく浮世英寿の人間としての強さにクローズアップしていて、かなり意義のある面白い映画だと思った。色々あって印象から薄れてたけど、確かに英寿は終始願いをあきらめずに戦い続けられる心の強さを持ったキャラクターだった。弱体化したギーツが他のライダーから力を借りてラスボスに立ち向かうというのも熱い展開。やっぱり英寿は仮面ライダーギーツの絶対的主役なんだなと実感した。
敵の設定もなかなか面白かった。未来人周りの設定は本編だとけっこうふわふわしていたが、どうやらジャマトが原因で地球が滅んだ結果データ生命体になったらしい。まあ映画だけかもしれないし、未来人にもいろいろタイプがあるのかもしれないが、滅んだところからジャマトを栽培して敵キャラとして利用するとか狂ってるだろ未来人。メラの神殺しはよくわからないというかデザグラとどう違うのか、どういう関係なのかが見えてこなかった。デザグラの悪質な同人って認識でいいんだろうか。どのみち世界滅びるんだから快楽で世界ぶっ壊すという気持ちいいくらいの悪役。クロスギーツになったら軽快な声と自由なバトルスタイルでかなりカッコいい。ブジンソードが蹴散らされてたあたり余裕でギーツⅨ超えてるな。
4人に分かれた英寿も4つの世界のコスプレも見てて楽しかった。知性が欠片もない英寿の介護する道長とか面白すぎる。あと劇場版だと3割り増しくらいでヒロインが可愛くなってる気がする。バトルシーンも印象に残るカット多くて満足。ギーツvs1クロスギーツの椅子使ったアクションが特に印象深い。ギーツは小動物モチーフなのもあってこういう自由なアクションが多くて好き。
一応不満点を挙げていくと
・分割した英寿を吸収するのはそこまで手間がかからないのに4人目の心英寿をスルーする理由がない。敵のノリが軽いからまあそういうこともあるかって感じだが。
・デザインからして仲間の力全集合みたいなフォームだけど、ロポとケイロウを入れるのはちょっと苦しい。たまたまそこにいただけの人たちだろ。心英寿の強さに最初に気付いて背中を押す役割はケイロウが相応しくはあるけど、やっぱりなんでこの人がいるんだろうという疑問は晴れない。あと鳥型フェイスならナッジスパロウを仲間入りさせた方が熱いかなさすがに。あとそもそもギーツライダーたちに仲間感がない。
・せっかく強そうな新規ジャマトが出てきたのに誰とも戦わないんかい。今後どこかで再登場することを期待。
劇場版天元突破グレンラガン 紅蓮篇/螺巌篇
基本的には2クールアニメの再構成総集編って感じのつくりだが、もう一度見る意義というのを意識したサービス精神が見ていて清々しい、らしさが全開の作品でかなり好感が持てる。
本編とは異なる展開になるという紹介文とニア生存の噂を聞いてけっこう期待してしまったが、全然そんなことはなかった。なぜかマリンボーとかは生き残ってた。まあ改めて考えると劇場版ルートだと生存しますwとかやったら本編も劇場版もまとめて茶番になりかねないのでやらなくて正解だとは思う。個人的には納得しきれない部分も強かったというか、展開次第でいくらでも生き残らせることできたんじゃないの?って思ってしまってたんだけど、この映画を見て若干納得してもいいかなと思った。
というのもラストの壮年シモンのシーンで、穴を掘って水源を発掘することでニアの「大地を花でいっぱいにする」という夢を叶えるために旅をしていると解釈できるような追加カットがあったからだ。結婚式前の「あの人には全部伝わっている」というニアの発言も踏まえて、カミナと同じようにニアもシモンの中で生き続ければいいという風に考えたんだろうなと心で理解できた。穴掘りシモンとしてのシモンの生き方とニアの夢がきれいに重なり合ってるところが非常にいい落としどころだと納得できた。結果としてシモンの「一緒になる」というプロポーズとニアの「別々だからいい」という考えを両取りした形になっているのもポイントが高い。多少受け入れがたい展開でも、心に響く構図や演出があると受け入れやすくなるんだよね。本編の壮年シモンはなんか枯れ果てちゃったイメージあったけど、劇場版ではちょっと楽しそうな顔をしているように感じた。
自分はカミナの死を乗り越えてシモンが漢になる場面がニアとの関係性も含めて一番好きなので、紅蓮篇でそのシーンがパワーアップされてるのも嬉しかったな。まさか四天王が合体して一気にドリルでぶち抜かれることになるとは。しかしそれができるくらいの勢いが元々あった名シーンなのだと再確認した。
螺巌篇の最終決戦ではまさかの個別機体の天元突破に加えて合体したら宇宙何個分くらいのとんでもないスケール。天元突破は最後にタイトル回収になるのが熱いんだから劇場版タイトルも超天元突破グレンラガンにすればいいのにって思ったりもした。まあそれやるとサプライズにならなくなっちゃうか。元からわけわかんないスケールなのがさらにでかくなっても全然処理できないんだけど、この自分の強みを理解して期待に全力で応えるスタンスは本当にかっこいいなと思う。
王様戦隊キングオージャーvsドンブラザーズ/キョウリュウジャー
まず前編、「なぜこうなったかというと」の入りからしてかなりドンブラテイストだったので大先生ではなくともその筋の人が担当してたのかなと思ったが、キング側の脚本だった。
言われてみればドンブラ側の細かい描写やけに拾ってて少し引いたレベルだったので、むしろ公式製より強火のファンが作った二次創作と考える方がしっくりくるかもしれない。
カブトムシのギイちゃんまではコラボ要素としてギリわかるとしても、雉野がヒトツ鬼になってキングオージャーに倒された話まで引っ張ってくるとは思わなかった。
舞台を死者の国にしたのはソノイを出したかったからなんだろうなと思ったが、(昔飼ってたカブトムシなんてどうせ死んでるでしょみたいなノリで「ハーカバーカにいるんじゃない?」とか言い放った少年が怖かったのは置いておくとして、)ギイちゃんをつなげた上で嘘をつくと死ぬ体質まで活かしてきたのは見事としか言いようがない。
さらに言うならタロウはギイちゃんを唯一の友達と言っていたけど、そこにほぼ友達だったソノイが顔を出してくるのも美しい流れだ。
世界観の違いはどうするんだという懸念点も一応あったが、忍者おじさんがトラックに轢かれて異世界転生するという目から鱗な回答をお出しされた。
何かもう、きれいすぎて逆にドンブラらしくないみたいなところはあった。
(忍者おじさんが異世界転生したらそりゃ強えでしょっていうのは納得したし、「また俺なにかやっちゃいましたか?」とか「ざまあ!」的な異世界転生モノのネタも楽しませてもらったが、これこそ鬼頭先生の言う子供に伝わるわけがないネタの典型だなとは思ってしまった。やはり公認戦隊がネタにするにはオタク臭すぎる話だとはどうしても感じる)
恒例のメンバー交流も満足のいくものだった。
高笑いコンビのダブルレッドはギラの振り回され属性がうまく機能していた。
文化人枠の猿原・ジェラミーのウマが合うのも納得。あの俳句は誰が考えたんだ。
逮捕歴がある雉野がゴッカンに囚われて家庭持ちつながりでラクレス夫妻に出会うのとか出来過ぎていて笑いをこらえるのに必死だった。余っていた翼ソノニペアもゴッカンでリタ辺りと組ませてやっても良かったのではとか妄想が捗る。
ジロウとカグラギは服装と筋肉コンビということになった。正直ここはちょっとしわ寄せきたなって気がする。文化人枠とペア入れ替えてもしっくりくるかなとか思ったり。
ヒメノリタ・はるかソノザはもっふんの実写版(なぜかゴローゲが出演している)を見てやけに生々しい子供番組談義を繰り出す。内容は置いといて、何かチーム同士で意見が割れ出すところは面白かった。
全体的にキョウリュウジャーがアクションに振り切った分、ドンブラザーズはコメディと交流に振り切った印象が強い。
ぶっちゃけvs映画で何が見たいかっつったら圧倒的に後者なのでドンブラザーズの満足度は高かった。
本来の尺なら後日談とかもはさんでアクションシーンももうちょっと盛られてたんだろうなとは思うけれども、ドンブラザーズがいれば尺の足りなさもむしろ武器になりうる。
個人的には短い尺の中に美味しいところばかり詰め込まれていて、60分くらい見たと感じるほどの充実感が得られた。
あとEDに映るまでムラサメのことを完全に忘れてて笑った。
(監督:坂本浩一 脚本:金子香緒里)
後半戦、率直に言って二度とないような機会だったのに尺の使い方が勿体ないと思ってしまった。
本編とのつじつま合わせとかね、正直どうでもいいんすよ。
結局トリンたちスピリットレンジャーは「時空を超えたのか!」つって無理矢理出せる雰囲気なんだから、もっとアニバーサリーに振り切ってくれよって思ってしまった。
アクションシーンはしっかりクロスオーバー要素入れつつ納得のいくもの仕上げてくれたから溜飲は下がったけど、途中までマジで少ない尺でなにどうでもいいことグダグダやってんだってイライラしちゃったからね。
無理にキング本編とつなげて辻褄合わせるくらいならさ、もっと10年後のキョウリュウジャーをストレートに描写してくれよ。
もちろん大人の事情というか、こういう構成にした意図はわからないでもない。
まず第一にキャストのスケジュールの都合、これを言われたらもうどうしようもない。
次にドンブラや本編でのコラボ回と被らないようにするという意図。ダイゴ以外のメンバーは大体本編で交流は済ませてしまっていることもあり、vs映画の醍醐味である交流が薄くなってしまうのは理解できる。
キング、ウッチー、弥生の出番が多かったのも本編でやれなかったことのリベンジみたいな意味合いが強かったように感じる。
あくまでもキングオージャーのキョウリュウジャー回の補完として作られている内容だったのが非常に惜しい。
二本立てで尺が少ないことやあくまでキングオージャーとのコラボであると考えれば、そもそも期待しすぎるべきでは無かったとも言えるが、本編では実現できなかったメンバーそろい踏みの10周年記念作品と考えると期待するなという方が無理な話だ。
たった2話のコラボ回の経緯とかぽっと出のプリンスとか意味深な発言とかを無理やり辻褄合わせることは果たして優先されるべきことだったのだろうか。
本編の描写を再利用して伏線っぽく仕上げたらいいってもんじゃねーぞ。
つじつまが合っていることと面白いことは別だし、そもそも大体が「そうなるかなぁ?」って感じのクオリティだったし。
求められているものは何なのかということを作る側が認識するというのは大切なことなんだなと強く思った。
そういう意味で言えば、アクションシーンはかなりvs映画で一般的に求められるもので好印象だった。
映画内でほぼ交流が無かった戦隊と武装交換してもな…というところはあるが、アームドオンしてもとどめは雷電残光にして欲しいなあって思ったらちゃんと雷電残光してくれるし、ソウジはせっかくフェザーエッジ持ってるのにトリニティストレイザー撃ってくれないのかなって思ったらトリンが撃ってくれたし、かなり爽快だった。
やっぱり欲を言えばキョウリュウは単独で10周年映画やってほしかったけど、そこまではスケジュール取れないからこういう構成になって、結果として色々ひずみができてしまったのかなという感想になってしまう。
そこらへんが納得いかなくてパンフレット買うほどではないかなってスルーしてしまったけど、冷静になって考えるとキョウリュウもいる分どう考えてもパンフ買うべきだったなと後悔している。これを買わないで何買うんだよってレベル。
あと最後のダンテツは何なの?風鳴訃堂みたいなこと?えぐすぎない?
雑に感想メモ「王様戦隊キングオージャー(4話~)」
各王様と国家が初登場する5話までは上堀内監督が担当するのかな。
5話までがパイロット版みたいなすごい試みだ。
どの国も個性がはっきりしてて面白い。
キャラと国家の描写は文句なしで、これ掘り下げくれるだけで毎週楽しめそう。
バグナラクとラクレスで若干話がごちゃついている気はするけど、5つの国を1話ずつで紹介していく都合上無理が出るところはあっても仕方ない。
国と王様の魅力は十分に描かれてるから今後に期待できる。
カグラギは国と食糧が大事なこと以外はどこまでが本心かわからないけど、ラクレスに恨みがめっちゃあるのは多分本心。
最後の国紹介、ゴッカンはわかりやすい派手さはないというか、そもそも国というよりは裁判所兼牢獄なので若干毛色が違う。ただ、今回初めて公式サイト確認したけど、合成の撮り方とかが解説されててなかなか面白い内容だった。時間空いたら前のやつも確認しようと思う。
リタは真面目な仕事人ってイメージで好感が持てる。ぬいぐるみは変人要素かと思ったが、ただただ激務すぎてストレスがヤバいって描写に見えて心配になる。地味にリタの入念な仕事ぶりと同時にギラの出生を描いてて効率的な作りだった。
大体キャラ紹介は終わったっぽいので、これからどうなるか期待と不安が高まる。
6話「王子の帰還」脚本:高野水登、監督:山口恭平
相変わらず映像はすごいけど、ストーリーの先が見えないのがだんだんストレスに感じつつある。まあバグナラク撃退してラクレスをどうにかしたらそれでよさそうだけど、ギラのあのキャラで話がややこしくなるのが個人的にはストレス要素。5つの国の王様同士がチームを組むということを真剣に描いたら、謀略や小競り合いはあって当然だろうけど、いかんせん子供向けテイストなので素直に王様かっけー!ってなる描写を期待している。今回で言うと、会議の前にギラに活を入れに来るヤンマ総長はかっこよかった。戦隊ものは5人揃ったときよりも、2人とか3人とかに分かれてる時の方が個性が出て面白いと思う。今のところギラのキャラはあまり好きじゃない、ずっと素の状態でいてほしい。
7話「神の怒り」脚本:高野水登、監督:山口恭平
これまでと比べて見慣れた戦隊モノの雰囲気を感じた。敵怪人の緩めな印象がそうさせたのかもしれない。怪人が何か企んで、ロボの問題を解決してみたいないつもの流れに安心感がすごい。早いところラクレス問題をどうにかして、濃いキャラクターと世界観でいつものやつやってくれたらすごい楽しそうなんだけどな。最初いろいろ言われてたけど、キングオージャーは真面目にやってるけど多分戦隊として正統派とか王道とかではないからね。けっこう変わったことやってる意欲作だからね。
中身の話をすると、ンコソパチームとイシャバーナチームが手を組むところでそれぞれの国民と王様の信頼関係が同時に透けて見えてくるのがうまいと思った。あとシュゴッドにもキャラ付けがあるみたいで、今回で一気に可愛げが出てきた。
第8話「王と王子の決闘裁判」脚本:高野水登、監督:山口恭平
ラクレスが普通に強くて真っ当に決闘で勝っちゃって笑った。ただ卑劣なだけのキャラってわけじゃなさそうだ。毒を受け取っておきながらギラには使わなかったのはなんかの作戦なのか弟に対する情でもあるのか、ちょっと気になってきた。
あと貴重なCV関智一が一般怪人であっさり処分されてるのも笑った。ナレーション的な立ち位置じゃないんだ。
デズナラク8世が思ってたより前線に出てくるタイプのボスだった。5王国全部に顔を出してくるのはフットワーク軽すぎる。もう一般怪人いらないじゃん。地球に対してやけに思い入れがありそうだったのも気になる。
あと側近三人がわちゃわちゃしてるときに「ほんとに行くからな!」してるうちにモルフォーニャにかっさらわれる流れが単純に面白かった。三大守護神の三角関係も俗っぽすぎて笑う。
まさに序盤の山場って感じで面白かった。これまで国家間の関係とかギラの人間性とかを丁寧に描いてきたからこそ出せる盛り上がりがあって、既に見ててよかったなという感慨がある。個人的にあまり好んでない要素で若干我慢して見てたのもあって。
まだチームってよりは利害の一致みたいな関係だけど、伝承の再現をするシーンは戦隊らしい熱さがあってよかった。ファンタジー色強い世界観をこれまでしっかり描き切ってたから、ここら辺のやり取りも説得力があって自然に見れた。これは現実世界では出せない面白さだわ。
特にギラが直前で弱音を吐いて、他メンバーに励まされる?シーンがそれぞれのキャラクター性が活かされてて好き。ギラの邪悪の王設定もキングオージャーのシステム上必要かはわからんけど、ギラの精神的には必要だなと納得できた。
あと毎度のことだけど王と側近の会話も良かった。特にゴッカン組は半分ネタみたいな設定を巧みにエモく物語に組み込んでて感心した。まさかもっふんが文字通り二人の溝を埋める存在になるとは。これまでの描写からすごく妥当に思えるし、ちょっと文学性もある上に絵面が面白い最高のシーンだった。今後のゴッカン組に期待が高まる
第11話「怪奇!クモ仮面の男」脚本:高野水登 監督:加藤弘之
追加戦士のジェラミーが思ってた5倍くらい強キャラだった。余裕があって底知れない威厳があったデズナラク8世を1000年くらいだまし続けて、拘束して何もさせないまま撃破するとか盛られすぎだろ。全世界を統べるとか言ってるし、ギラのマジモンバージョンのキャラになるのかな。バグナラクの事情も理解してるみたいだし、今後何するか期待が高まる。排せつ物がどうこう言ってたし、何か地球のシステムが関係してそう。
あとギラの葬式コント無駄に手が込んでて結構余裕あるなと思った。
雑に感想メモ「仮面ライダーギーツ(28話~)」
28話「慟哭IV:絆のレーザーブースト」脚本:高橋悠也、監督:坂本浩一
アクションシーンの演出にいろいろ工夫があって面白かった。
坂本監督と言えば素面のアクションは言わずもがなだけど、変身後のアクションもカメラの視点動かしたりとかでユーモアのある画を作ってくれる印象。
どういう効果があるのかはよくわからんけど、目を引くものがある。
着ぐるみ着て戦うだけじゃなくて撮影方法の工夫とかも特撮の醍醐味だから、積極的にいろんな手法を使ってほしい。
レーザーブーストは重力操作もついて純粋にマークⅡの上位互換って立ち位置っぽい。
でもマークⅡ初登場時は盛り上がったし、デザインも前の方が好きだからどうにかして再登場してくれると嬉しい。
レーザーの方はジーンと共有みたいだから、ジーンが再登場したらチャンスか。
正直5回分の願いを使って生まれた力なのに、肉体に負荷がかかりすぎるのはなんか納得いかない気持ちもある。
未来人の技術で使いこなせる肉体に改造するって理屈は良かったけど、マークⅡ単体だとリスクとリターンがつり合ってないというか、これはちょっと詐欺だな。
その分レーザーブーストには頑張ってもらいたい。
ジーンはしばらく出てこないっぽい。
正直中の人が有名すぎて見てて雑念が湧いてくるので、ここらへんでいったん区切りをつけてくれるのは個人的にはありがたい。
悪い奴じゃないんだけど、現代人との価値観の違いから生まれる絶妙な気持ち悪さがあるキャラだった。
最後に英寿に気に入ってもらえたみたいで良かったね。
デザインされた人生だからこその現代人とのすれ違いが、死を実感したことで解消されるという顛末はなかなか妥当。
結果的にデザイン能力がジーンには不要になって、英寿に譲渡された形になった。
こう考えるとマークⅡ誕生からの一連の流れが全部つながってて気持ちがいい。
やっぱりギーツは話づくり上手い。
今回は素面アクションもあって役者の力も目立った回だった。
ジーンの涙がなくなった設定とか、ベロバの350歳設定とか、未来人の突飛な設定がちゃんと成立してるのすごい。
戦国ゲーム仕様の衣装チェンジも面白かった。
29話「慟哭V:サプライズ!闘牛ゲーム♡」脚本:高橋悠也、監督:杉原輝昭
デザグラから生まれたみたいなことは示唆されてきたけど、死んだ娘の代わりというかなりえぐい設定だった。復活じゃなくて代わりなところは親父のこだわりなのか、この際もっと理想の娘が欲しいってなってたなら相当壊れちゃってるな。景和の願い的に復活は問題ないはずなんだけどね。それに関連して存在自体が偽りな祢音の誕生日がエイプリルフールなことが展開上意味を持ってて驚いた。リアルタイムのイベントをうまく利用できるのも1年続くニチアサの強み。いいタイミングで設定開示するな。若干オーディエンスの民度が気になったけど。わかりやすくデフォルメされた結果なんだろうが未来人のくせに全然民度発達してないじゃんって思った。
アクション的にはリボルブオンの上下入れ替えが反映されてるところとか、レーザーブースト変身時の所作に怒りがこもってるところが特に気に入った。
30話「慟哭Ⅵ:手紙の中の王子様」脚本:高橋悠也、監督:杉原輝昭
キューンは独特の気持ち悪さから敵キャラとして見ていた節があったので、正直何かしら痛い目を見てほしいという思いが強くて今回はノレなかった。ただ公式サイトを見てキューンの精神年齢がかなり幼く設定されてるらしいので、それを踏まえるとちょっと印象が変わるかもしれない。今までのはキモオタのそれではなく、思春期のそれだと解釈しなおさなくてはならない。未来人の設定がまだまだ想像しきれていないが、精神の方はデザインしきれなくて何でもかんでも思い通りってわけじゃないのかも。特に他者と関わるときはそれが顕著に表れている。難しいけど、やっぱりキューンを応援する気にはなれないなあ。身も蓋もない言い方をすると変則的なおねショタってことだと思うんだけど、追っかけキャラが結ばれるってのは話として妥当じゃない気もするんだよね。
鞍馬家は本格的に壊れてて、父親の方は娘ではなく会社を大きくするための道具として祢音を見ているらしい。だったら直接会社を大きくする願いを叶えてもらったら?とも思うけど、娘の死を乗り越えるもしくは逃げ切るための儀式みたいな意味合いもあったのかもしれない。以前登録者1000万人はやりすぎだと思ったけど、願いの力で生まれた娘ならそれくらいできる能力は備わってそう。祢音は結局キューンの励ましを受けてなんとか立ち直ったけど、問題は山積みって感じだな。両親とどう決着をつけるか期待する。できれば仲直りというか、新しく希望のある関係を築いてほしいな。キューンはまあ、愛と言っても色々あるし、恋愛方向にはいかないと信用して応援することにしよう。最後には元気にインフルエンサーやってる姿が見たい。そこに本当の愛を見出してほしいよ。
道長は運営に矛を向けるべきだということは理解していたみたいなので、最後は元凶を倒してスッキリ終了って未来も見えてきた。創世の女神に近づいてどう物語が動くのか楽しみ。あと大智くんがだいぶ馴染んできたけど、彼はどういう役割を担うんだろうか。
おそらく次がラストゲームかつ景和とケケラにフィーチャーした話になるんだろうけど、こう考えると景和は大体最終回で見せ場があるな。
31話「慟哭Ⅶ:天国と地獄ゲーム♡」脚本:高橋悠也、監督:田﨑竜太
ゲームの内容が思いっきり一般人を犠牲にしてくるタイプだから、大勢の不幸の上に一人の勝者の幸福が成り立つというデザイアグランプリの本質が浮き彫りになっていいね。最初はただのバラエティ要素だと思ってたけど、縦軸の展開とリンクしてるような巧さがあるとけっこう面白い。追い込まれた女子高生が他人を蹴落とす描写も皮肉的で良かった。ただ他人を蹴落とせるルールなら事前にそう言っておいた方が葛藤生まれて面白かったと思うけど、まあそれは来週やるのかな。
ジャマトグランプリはやり方が露悪的なだけでやってること自体はデザイアグランプリと大差ないから、つられてデザグラ自体の印象も悪くなってくるのも展開的に上手いと思う。幸福を奪い合うシステム自体は否定しないけど、無関係の一般人を巻き込むのはさすがに印象悪すぎるし、それを娯楽として消費するのも度し難い。英寿自身には罪はないと思うけど、自分を生むためにこのシステムが生まれたんだとしたら流石の英寿でも曇るわな。
あと大智くんが縦横無尽すぎて面白い。英寿の出自教えてもらったら速攻本人に暴露しに行ってるし。アルキメデルにちょっと引いてたけど、かなり近いものを持ってるみたいだし、半分退場したアルキメデルの後継者みたいな役割を担っていくのかな。早いところいい感じのポジションに腰を落ち着けてほしい。
大智くんがベロバと一緒に腕組んでアルキメデル責めてるシーンが面白かった。もう完全にそっち側になってるじゃん。別に興味本位でやってる大智くんからしたらアルキメデルを責める理由ないと思うんだけどな。
バッファはわざと勝たされてドライバー奪われちゃったけど、マグナムブースト相手にゾンビ一本で対抗してたのは結構すごいと思う。ジャマトバックル使った方がしっくりくる局面だったと思うが、多分素体から強化されてるんだろう。ベロバとの関係もいい感じにかみ合ってて好き。
ギーツは母親のために運営と完全に敵対して、また話のジャンルが変わりそう。地味にブーストマークⅡも結構出番があってよかった。ゲイザーのファンネルをごり押しで破るところとかかなりぐっと来たね。ギーツの強さはグレア以上でゲイザーと同格って考えると終盤だなって感じがする。最後バッファに不意打ちで倒されたみたいに見えたけど、よく見たら天国と地獄ゲームのエリア外に出されて失格って描写みたい。やっぱりパワーバランスには大分気を使って描いてるなギーツは。
33話「慕情Ⅰ:バッファ無双!」脚本:高橋悠也 監督:中澤祥次郎
完全にラスボス仕様で無双するバッファに対して、ギーツがいないと⋯って描写を散々した後でギーツもバッファに加担して運営潰しに走りそうな雰囲気で全く先が読めない。ギーツとバッファで目的同じだとは思ってたけど、予想よりテンポ早いというか、バッファが悪役っぽい描かれ方してるから驚いた。ゲイザーも消えたしこれ以上誰を倒すのって感じだけど、運営側にもまだ戦力があるんだろうか。ヴィジョンドライバーは2個しかないんじゃなかったっけ?なんか冬映画でもやってたデザイアロワイヤルがなんなのかわからないけど、まだまだ面白くなりそう。ツムリも感情的にギーツ側によってるところあるから今後が気になる。
バッファは使ってるバックルは初期仕様だけど、素体が強くなってツノとマントが追加されて凶悪な見た目になった。ジャマト組の強化バックルとかあっても良かった気はするが、こういう強化も他とは規格外って感じがしてアリだな。ノーダメージなの強すぎて誰も勝てる気しないんだけど、ライダー以外なら太刀打ちできるとかだろうか。やってることもライダーコアぶっ潰して変身能力奪うだけで、徹底的に運営を標的にしてるからかなり応援できる。以前まではちょっと八つ当たり感があったが、祢音には気配りできる分別はあるし、芯が通ったダークヒーローしてる。不幸が大好きなベロバと自己矛盾のせいで一向に幸せになれない道長の関係もいい。
あとジーンが変身するときのキツネの手を見る視線がすごく感情こもっててよかった。
34話「慕情Ⅱ:ギーツの矛先」脚本:高橋悠也 監督:中澤祥次郎
これまで本当に30分か?っていうくらい濃密な展開が続いていたから、今回はちょっと終わるのが早く感じた。景和に注目するとけっこう話動いてるんだけど、やっぱりギーツかバッファ派だな俺は。
OP見るに二人が手を組みそうな雰囲気はあるんだけど、道長から見たらギーツこそぶっ潰したい仮面ライダー代表みたいなものだから手を組むのはなかなか難しいのかもしれない。ジャマ神バッファのライダーからのダメージ無効補正はギーツ相手にも健在みたいだけど、ブーストマークⅡのスピードには対応できなさそうで、ベルト狙うとかで割とどうにかなりそうな性能ではある。気になってテレ朝のサイト見てきたけど、スペックは素のバッファと変わらない感じだったし、予告にもあったけどライダー以外には苦戦する展開になりそう。
ケケラは一人だけ慟哭で出番少なかったけど、ここに来て暗躍方面で輝きだした。確かに怪しい造形してたけど、まさかベロバ側の人間だったとは。桜井姉弟の行く末も不穏になってきたな。デザロワで冬映画の回想出てきたけど、カゲロウが景和の中に見た異常性が顔を出すんだろうな、こわ。
姉弟と言えば英寿とツムリにもリンクしてるな。英寿の出生を考えると、この二人が本当に姉弟でもおかしくない。というか仮面ライダーギーツなら何かしらの理屈をつけて実質姉弟ですって展開にできそうだししてきそう。
あと大智くんが急に小物ムーブかましてきた。そろそろ退場か?景和の異常性を引き出すかませ犬になるのか?
35話「慕情Ⅲ:姉の願い 弟の願い」脚本:高橋悠也 監督:福沢博文
大智くん普通にバッファにやられてしまったな。どう考えてもバッファを退場させないとどのみちヤバいのに景和への恨みを優先しちゃうあたり、期待を裏切らないクレイジーさを感じる。バッファ退場は自力でコア集めまくればいいという、クイズ王の叡智の真骨頂を見た。そもそもそこまで恨むようなことあっただろうか、初戦敗退が相当屈辱だったらしい。スズメとかいう珍しいモチーフを舌切り雀になぞらえて回収してくるのも見事だった。バッファとのバトルはかっこいい絵面だったけど、執拗にボコられてて面白かった。アルキメデルにコア回収されてたけど、復活しないまでも何か役割はあるんだろうな。
バッファとギーツが手を組みだしたのも熱い。この二強が手を組みだしたら誰にも手が付けられないだろ。英寿の真意を知って関係性がどうなっていくのか気になる。結局最後は化かされちゃうんじゃないのかなという気もするが。
運営サイドはこの二人にどう対抗するのか。ゲイザーはともかく今更パンクジャックが戻ってきてもな。ベロバたちとアルキメデルをうまく使わないと厳しそう。
36話「慕情Ⅳ:かりそめの共闘」脚本:高橋悠也 監督:福沢博文
現状バッファ唯一の天敵のアルキメデルが速攻で倒されてしまった。ギーツとバッファを同時に敵に回して生き残れる方が無理があるとは言え、今後バッファを止めれる相手がいなくなってしまった。ベロバが回収したコアからナッジスパロウが復活しそうな雰囲気があるが、なぜ彼はここまででばんに恵まれたのだろうか、面白いけど。
英寿が道長やウィンと気さくにしゃべってるシーンがかなり好き。慟哭編で2000年の転生や母親関連の苦悩が描かれてきたのもあって、英寿が楽しそうにしてるとこっちまでうれしくなる。初期のころからずっと超然としたキャラだったけど、過去が描かれてかなり人間味が出てきた気がする。バッファとの共闘も息があっててカッコよかった。スピードタイプとパワータイプだからお互いの長所が目立っていい。
37話「慕情Ⅴ:純白の破壊」脚本:高橋悠也 監督:杉原輝昭
運営は無責任に撤収ムードだし、創世の女神もエネルギー切れそうだしで、景和陣営のやってることが空しく見えてきた。普通に戦力的にも勝ち目ないし、女性陣は無事に脱落できてよかったねと思った。若干人格矯正されるのはちょっと不憫だけど。少なくともバッファやギーツと戦ってる場合じゃないと思うんだよな。
ギーツvsゲイザーは戦力的にはほぼ互角のイメージだけど、冷静さを失うと完封されるくらいの差はあった。最近バッファ無双で麻痺してたけど、やっぱり運営は強い。英寿が感情爆発させてるのを見ると、ギーツも終盤だなって実感する。ブーストマークⅢは静かだけどおぞましくてロマンがある。
ギーツ最強フォームにも期待だけど、ベロバとケケラの仕掛けも気になる。
38話「慕情F:九尾の白狐!」脚本:高橋悠也 監督:杉原輝昭
次の創世の女神はツムリだと思わせておいて、実は英寿も母の力を受け継いでいたという「ずらし」。破壊と創造の能力は、無責任にやりたい放題なデザグラや、不幸の上に成り立つ幸せに対するアンチテーゼという風に捉えればいいのかな。母との再会という最大の願いを叶えたうえで、神様みたいな存在になっちゃった英寿が今後何を目指して生きていくのか想像つかない。誰もが幸せになれる世界を作るガチの神様になっちゃうんだろうか。だとしたらこれから何と戦っていくのか、ベロバケケラなのかライダーたちなのか。
ギーツⅨはキツネモチーフだから最後は九尾になるというストレートな発想で好感が持てる。デザインは真っ白でシュッとしててカッコいい、マントを九尾に見立てるアイデアもニクイ。破壊と創造の力で被害をゼロに抑えるところは、ウルトラマンとかに最も必要な能力だと思った。デザグラと違って俺は代償なんて求めないぞという意思の表れでもあるんだろうけどね。久しぶりの最強フォーム専用武器もめでたいけど、先頭だけ見たら全部破壊能力でよくねという気はする。視覚的にも九尾のしっぽとリンクさせててカッコいいし。
39話「創世Ⅰ:俺のデザグラ」脚本:高橋悠也 監督:柴﨑貴行
英寿は創世の神になったけど、誰も犠牲にしない代わりにできることには限りがあるし消耗も激しいらしい。母親の償いとは言えかなりきつい役目ではあるけど、ツムリやウィンが味方でいてくれることにはかなり救われてそう。パンクジャックがいまさら復活してどうすんだと最初は思ったけど、英寿の相棒としてかなりいい役回りになってるな。ギーツ陣営の三人の雰囲気かなり好き。デザグラがツムリを狙ってるけど、悲しい結末にならないといいな。
新しい敵は人間に寄生してくるタイプで、強さよりも面倒さに特化した感じ。正直最強フォームになった直後の展開としては物足りないので、もっと強い敵が出てきてほしい。デザグラの残党もゲイザー以上の戦力はないだろうし、ベロバケケラに期待だな。まあ願いでもっと悪だくみしてると思ったら残留してるだけだったから、そこまでの脅威になるかわからないけど。そしてアルキメデルの後を継いだ大智くん。アルキメデルが食われてる現場目撃してるあたりからそうなるんじゃないかとは思ってた。正直眼鏡ないし変なメイクしてるから未来から来た知らない人だと思ってた。やっぱりベロバが回収したコアが関係してるんだろうな。というかナッジスパロウはなんでこんなに出番恵まれてるんだよ。こいつが出番優遇されてるという事実だけで面白い。
40話「創世Ⅱ:タイクーン覚醒」脚本:高橋悠也 監督:柴﨑貴行
大智くん特にコア関係なく素で暴れてて草。しれっと普段通り大学?にも通ってるし、あのメイクはマジで何なんだよ。これは参加者の記憶を消さずに残しておいた英寿の責任でもあるな。誰もが幸せになれる世界が初っ端から頓挫してしまった。そりゃ弊害も生まれてくるだろうけど、ここまでやばいことするとは視聴者すら予想できなかったし仕方ない。一介のクイズ王がライブ感で創世の神に勝ってしまうまでに成長するとは。ジャマト態もギーツⅨ相手には圧倒されるとはいえ、そこそこ強い敵が出てきて面白くなりそう。さすがにタイクーンにやられるかな。
沙羅さんマジで死なせるとは思ってなかったし、死なせ方もかなり最悪でベロバの趣味の悪さに説得力が増した。そもそもステージ2が厄介すぎる。見た目がノーマルなジャマトなのも質が悪い。知らずに倒しちゃう役目を道長に背負わせるのもいい。こういうの普通主人公とかにやらせるもんだけど、ベロバの存在もあるからな。景和もようやくターンが回ってきたのでそろそろ2号ライダーとしての格を見せてもらいたい。
創世の神の力を手に入れてもうギーツに敵はいないと思っていたが、敵が手段を選ばなくなってきてかつてないほどのピンチに陥っている。デザグラ側もこれまでは現代に干渉し過ぎないように手を抜いていたんだと思うと、この展開も妥当か。ジットも肉体1つで戦うキャラにすることでパワーバランスを崩さないのも賢い。ツムリが敵の手に渡ったら余計に状況が悪化して、クライマックスに向けた盛り上がりができそう。正直ステージ2に対してはギーツⅨの壊して作り直す能力でどうにかしてほしかったし、犠牲になった人も創世の神の力で蘇らせようみたいな話をしてほしかったんだけど、生命に干渉するのはコストが高いのかもしれない。
景和は予告時点ではそっちを恨むのか…って感じあったけど、今回の道長は若干暴走してるから止めるべきではあったかな。景和の元々のキャラクター的にも、いたずらに犠牲を増やすバッファを放ってはおかないだろうし。姉の仇で恨んでる部分もあるだろうけど、事情を知ってなおステージ2を狩り続けることにキレるのは説得力ある。謀略で見せた演技力を発揮してくるのもゾクゾクした。正直化かしに出る前に素直にお願いしてみたらいいんじゃないかって気はする。英寿×ウィンに尊さを感じてるツムリが好きなので、これでツムリが悲惨なことになったら恨むぜ。
道長は沙羅さんを手にかけてもう止まれなくなっちゃったな。英寿たちはツムリの護衛もあるとは言え、道長のメンタルケアを優先するべきだった。もう手遅れとは言え、多数の幸福のために少数を切り捨てて犠牲にするみたいな考え方、ジャマグラの時に非難してた仮面ライダーの姿そのものなんだよなあ。まあジャマ神やってた頃の道長はちょっとカッコよすぎたけど、本来道長って仮面ライダーへの八つ当たりから始まる絶妙にかっこ悪い部分も抱えてるキャラだから、罪悪感で暴走しちゃうのは彼らしくていいと思う。ベロバも同じこと考えてそう。というかジャマ神の力は完全になくなっちゃったのかな。まああれやると話にならないとは言え、せっかくの強化が無かったことになるのはちょっと寂しい。
42話「創世Ⅳ:女神完成 闇の刃」脚本:高橋悠也 監督:坂本浩一
今回は戦闘シーンも多くてかなり密度が高いギーツらしい回だった。
道長は前回とどめを刺されたんじゃないかってくらいの引きだったのに、そこからさらにボコられた上にさっそく大智くんに喧嘩を売りに行けるくらいピンピンしてて笑った。ベロバとケケラが仮面ライダーじゃないって設定にするならなおさらジャマ神の力は健在でもよかったんじゃないかという気はするが、影が薄いコマンドバックルが久しぶりに見られてよかった。負けはしたけど、さすがに相手が悪かった。タイマンでも勝てなかっただろ。
景和は完全に化けたな。実力的にギーツⅨ一強だと思ってたけど、創世の力で生み出したバックルという点ではブジンソードも同条件だし、デザイン含めて色々対比があるし、特殊能力とかはないけどギーツと同格の実力を持っているのかもしれない。景和の願いが姉ちゃん一人を蘇らせることじゃなくて犠牲者全員を蘇らせることなのもちょっと意外だった。そもそも沙羅さんはデザイアグランプリの犠牲者判定になるのか微妙なラインなんだが、これで含まれなかったらアホすぎるから多分含まれているんでしょう。景和的には姉ちゃんさえ生き返ったらもう戦う理由はないような気もするんだけど、来週以降の世紀末ゲームで何がしたいのか気になるところ。いずれにしろツムリが不憫だから景和のことは応援できないけど。どうにか元に戻って英寿と良心的なデザグラ運営をしてほしい。
あと大智くんがなぜか生き残ってて笑う。一応全人類の記憶が欲しいっていう願いは一貫してるんだよな。英寿も痛い目見たからさすがにこのまま放っておいたりはしないと思うけど、こいつをどう扱っていくのか気になりすぎる。第2の檀黎斗が生まれるのかもしれない。
43話「創世Ⅴ:その名はギャーゴ!」脚本:高橋悠也 監督:杉原輝昭
世紀末ゲームが始まった理由が過去に退場したライダーの中にやばい奴がいて、そいつらがライダーの力で暴れ出したからってことだけど、ちょっと無理がある気がする。世界のルール的に犠牲者全員蘇って何も起きないわけないっていうのはわかるけど、そんな都合よくやばいやつが退場することなんてあるのか?結局ジットやベロバが恣意的にヤバい奴にライダーの力持たせて世紀末を作ったって話かな。それがデザグラ退場者だったのは、景和を曇らせて利用したかったからかな。でもあかりを誘拐した犯人も退場者だったのは流石にやりすぎだと思う。別に一般犯罪者に新しくベルト持たせればそれでいいだろうに。あとバックルもモンスターとか大型のやつ持たせていいんじゃないか。小型バックルだと普通に警察に囲まれたら負けそうなイメージあるし。
しかし大智くんはボコられて病院送りにされてるし、祢音パパの留置所は開放されるし、桜井一家は速攻で亡くなってるし、さすがにそうはならんやろってなる。姉ちゃんからの電話に出たときの景和がめちゃくちゃ元の景和に戻った感じがあって、本当に姉ちゃんあっての景和だったんだなって思った。
祢音はライダーじゃなくなったと思ったら、めちゃくちゃ成長してた。自分の境遇にめちゃくちゃ打ちのめされてたけど、似たような出生の英寿にいい影響を受けてるみたいだ。支えになってた沙羅さんが死んだ時ですらかなり落ち着いてたからな。さすが女神の力で生まれた理想の娘なだけあるわ。鞍馬一家の心もかなりまとまってきたし、来週のナーゴファンタジーが楽しみだ。
あとギーツⅨにもっと無双して欲しい。課金で強化されてるとは言えケケラ一人にてこずってるんじゃないよ。ギャーゴの方が負担大きいのなんでだよ。ゲイザー撃破以降あまりギーツのバトルにスポット当たらないからイマイチパッとしないのよね。
44話「創世Ⅵ:ネオン、かがやく」脚本:高橋悠也 監督:杉原輝昭
ナーゴファンタジーが思ってたより強かった。ギーツⅨでも手こずるプレミアムベロバに一方的に勝てるレベルだとは。経緯的に英寿が作ったバックルだろうし、ナーゴとの相性もいいからってことなのか、すり抜けとかいうわかりやすい強能力持ってる。正直ギーツⅨよりも強そうに見える。透過能力の使い方もバリエーションあって見所あったし、ライダーキックも様になっててよかった。祢音の精神的な成長は描かれてたし、タメがあった分強くなるのも納得できる。鞍馬家はちょっと綺麗になりすぎな気もするが、それぞれが一番欲しがってた家族への愛を与え合える関係になれたらいいな。
景和は一回騙されてるんだしそろそろケケラやジットを疑った方がいい。多分自分でもギーツ側に戻った方がいいのはわかってるんだろうけど、既にツムリ誘拐して手を汚しちゃってるから戻りづらいんだろうな。ギーツの創世の力がパワー不足なのは事実だし、道長の主張する沙羅さんが助かる道があるという説も若干根拠が薄いから信用しきれないのもわからんではない。英寿にも道長にも恨みはあるし。ただ祢音の件に関しては完全に道長の言う通りだったからな。まあ来週で決着がつくだろう。
45話「創世Ⅶ:願いのゆくえ」脚本:高橋悠也 監督:柴﨑貴行
今更ダパーンが帰ってきてもなと思っていたけど、クソ強いファンタジーの弱点が見えてちょっと面白かった。守る対象がいるとすり抜けできない、まあ盾を作ることもできるから問題ないけど。パワーバランス的に負けはしないけど被害は被るのもいいバランス。
大智くんは別に寄生された人を元に戻せるとは明言してないのに勝手に大丈夫なことになってるのがちょっと気になるな。ここまでイベント作ってるんだから、今更やっぱ無理でしたとは作劇上ならないだろうけど、五十鈴大智ならやりかねないから心配。正直大智をあてにするよりも創世の力で蘇らせた方が確実だと思うんだけど。
ギーツⅨはわざと攻撃受けたとはいえ、ゲイザー以外にロクな戦果上げてないうちに負けちまった。正直印象はかなり悪い。ブジンソード+ブーストが単純に足し算ならまあ強いんだろうけど、ブーストマークⅡの時点でブースト5個分のパワーあるからなあ。まあツムリのパワーも受け取ったんならこれから見せ場もあるか。あと最後景和が切りかかった理由がよくわからないんだけど、まだ対戦続行してるつもりだったのかな。
46話「創世Ⅷ:さよなら、ミッチー」脚本:高橋悠也 監督:柴﨑貴行
ギーツⅨの復権に期待していたけど、結局囚われて願い叶える機械になってしまった英寿。創世の神になってから不自由な展開が続く。言うほど何でも叶えられるわけじゃないし、戦ってもそこまで無双できるわけでもないのが微妙だな。元の世界に戻すくらいノーリスクでやれていいだろ。まあ英寿が何でも出来過ぎちゃうと他のキャラがやることなくなっちゃうんだけどさ。
道長は新フォームなかったけど、言われてみればジャマ神の分で権利を前借りしてたのかと納得。プレミアムを使ってればまず負けなかったのに、というかジャマ神に対抗するために怪人態になったものだと思ってたのになぜライダーになってしまったのかというところだが。まあベロバもオタクだし、格下に全力は出さないとか、道長とは仮面ライダーとして対決がしたかったとか、単純にデカいフォーム使いたかったとか考えられないことはない。ケケラに介入させなかったのも同じ理屈でいいだろう。ジャマ神の力がどうなってんのか結局よくわからないんだけど、土壇場になったら引き出せなくもないくらいのところにいるのかな。防御力は期待できないけど、攻撃力には利用できるくらいに考えておく。ナーゴに続いてバッファもいいライダーキックだった。
47話「創世Ⅸ:ホンモノの仮面ライダー」脚本:高橋悠也 監督:柴﨑貴行
景和「問題は英寿だな…(償わせないと⋯)」
強いはずだけどあまり活躍の場がなかったギーツⅨがようやく格を見せてくれた。リガドの初変身だし気持ちよく勝てはしないんだろうなという予想を裏切った。ジットの変身キレッキレでカッコ良かったし、加速装置に苦戦してたから負けもあるなと思ったけど、さすがの創世の神。ラスボスの第一形態くらいはしっかりタイマンで倒していく。ジットはスエルの片腕(物理)だった。有刺鉄線をぶち破れたのは割と気合と根性だったけど、景和が見せた人間の力に触発されたってところか。
景和はちょっと大智くんに食われてたところあったけど、あんなに恨んでた大智くんを許して誰もが幸せになれる世界を本気で目指せるようになれたのは成長ですね。正直ブジンソードがあればプレミアムケケラくらいなら勝てるだろうって感じだから、直接対決以外になにかドラマ作らなきゃいけないし。タイクーン以外の仮面ライダー全員消したら、ライダーやめてた大智くんしか頼れなくなるっていうのは力業すぎたけど。つまらない幸せを検証したいみたいな理由が照れ隠しじゃなかったら不安因子だけど、割とほだされて反省してる感じがする。ケケラの泡と舌の攻撃も面白かった。
48話「創世Ⅹ:ツムリの鎮魂歌」脚本:高橋悠也 監督:中澤祥次郎
冬映画のMVPギロリがようやく再登場。割と待望してたからうれしいけど、こんな最終回ギリギリになるとは思ってなかった。もうちょっと尺があればグレアに変身して戦ってくれたりしたのかもしれない。まあ確かに元々ライダー同士の争いはご法度だったのに、今回はコンセプトからして終わってるからな。ゲームマスターが監視して無理矢理素人のライダーを戦わせるとか何が面白いのか全然わかんないからな。別に人類全員とかでもないみたいだし、何でここまで人員増員してんのかわからん。ちょっと前から出てきたVIPオーディエンスもなんか下品な小物だし、こんな奴らのご機嫌を取って融合して戦ってるスエルにもちょっとがっかり。こんなデザグラはぶっ壊すべきだと考えるGMがいてもおかしくはない。
ジットはともかくスエルは英寿単独で勝つのは難しいだろうなと思ったけど、割と勝てそうでたまげた。ギーツⅨやっぱりかなり強いな。鞍馬家の助力はあったけど、それがなくても互角の戦いだった。考えてみればすでに一回スエルには勝ってるからな。ギーツⅨの能力をフル活用したアクションシーンも楽しかった。最後ツムリに撃たれたのはどういうアレなのかわからんけど、最終回を楽しみにしておく。それにしても黎明Ⅰとは。流石に安直なループにはならないだろうけど、どういう意味なんだろう。
最終話「黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ!」脚本:高橋悠也 監督:中澤祥次郎
ギーツらしくトリッキーな構成だけどかなり優等生って感じのいい最終回だった。
冒頭のツムリに撃たれるシーンは結局ただ黒ツムリに洗脳されていただけで、かなり肩透かしな顛末だった。いい最終回だとは言ったが、ここだけはただOP回収したかっただけみたいでがっかりした。結局ギーツはリバースされて負けは確定してたから、誰が殺すかは重要じゃないところではあるが、わざわざスエルが手を加えてツムリにとどめを刺させる意味があんまりないからね。一応考えるならツムリの心折って今後のデザグラに利用したいとか単純に道楽のためとかだろうけど、なんかちゃっちいな。スエルの一部だったジットの手口を考えるとなくはないかもしれないが。個人的にはここらでツムリ自身が英寿に貢献してスエルに一泡吹かせるような展開を期待していた。OP回収という観点で見ても、ツムリ自身の意志で撃ってないと意味がないと思うんだよね。このやり方じゃあまりにもノルマ的すぎる。
世界再編とか主人公が神になって解決とかは過去作でもあった要素だけど、全部解決した後の世界を先に見せるという構成のおかげで新鮮味をもって楽しめた。最初見たときはこうやって最後まで視聴者を化かしに来てるだけで、英寿は生きてるんだろ?って希望を持って考えてたけど、半分間違いって感じだった。神として意識は残ってるわけで、輪廻転生してる英寿としては人間として死んで神になることにそこまで抵抗ないのかもしれないけど、慟哭や慕情編でかなり人間臭い英寿を見てきたから視聴者としてはやるせない。ウィンや道長やツムリたちとも仲良くなれてうれしそうにしていたのも印象的だった。もっと言えば、世界のパーツとして犠牲になるのがミツメから英寿に変わっただけとも見れちゃうからね。まあでも母と再開した時点でやると決めていた割には結構粘っていたわけだし、できればやりたくないしもっとみんなと一緒にいたいとは思ってくれていたんだろう。寄生ジャマトで沙羅さん含めた一般人が大量に犠牲になってたのに様子見してたことも踏まえるとそういうことでしょ。あそこは見てた時も創世の力あんだからもっと頑張れよって思っちゃってたからな、いや責められんけど。劇場版が最終回の続き説が真実ならまた会えるようにもなれる希望もある。スエルの創世の力が人間にしか効かないとか、創世の力持った人間が死んだら神になれるとかはちょっと「そういうもんなの?」という気持ちもあるが、そうなると言われればそうなる気がするし、それなら十分だろう。
ラストバトルは本当にギーツアクションの集大成みたいな構成で大好き。願い続けることに大きな意味があるというテーマを強調してきたところも熱い。世界再編後の設定も同じ意味で熱い。いいテーマ選んだなギーツ。中盤で運営と敵対した辺りで若干影が薄くなった気もするが、やはり創世の力と英寿の輪廻転生のおかげで説得力がすごい。アクションの話に戻ると、最終フォームと基本フォームを両方立たせるなかなか珍しいラストバトルだった。ブジンソードとファンタジーも結構頑張ってたし、スエルにリバースを使わせたジャマ神バッファは流石。そのあとの神マグナムブーストでバイクを使ってくれたのもうれしかった。思えばブーストという特別なアイテムをバイクモチーフにしたのマジで100点満点の設定だったな。基本フォームというよりは序盤の最強装備ってイメージだが、それだけに特別感があって最終回ででてきても盛り上がれた。すごくギーツらしいテクニカルな徒手空拳も見所があった。タイクーン・ナーゴ・バッファの一斉リボルブオンとか、ゾンビブレイカーのダイナミックなチャージとか、ギーツが積み上げてきた特有のアクションが全部入ってて感動してしまった。リバースからの爆炎の中からギーツⅨ登場のシーンも迫力あって見入った。最終フォームに花を持たせてくれるのも単純にうれしいけど、この場面はリバースして敵を過去に戻して弱体化させたろ!ってしたら逆に強化されて出てくるっていうスエル絶望展開として、より効果的にギーツⅨを登場させていた。最後のライダーキックもめちゃくちゃかっこいい。やっぱり仮面ライダーはアクションが大事なんだなと再確認した。
最後に神になった英寿が祀られてる神社の絵馬にみんなの願いが飾られてるのも、テーマに沿っててこれ以上ないくらい妥当なラストで美しかった。願いの内容が十人十色なのも面白い。順当なウィンになんかジャマト愛に目覚めた大智くんに、小さな幸せをかみしめてる道長と対称的に意外と欲が深かった沙羅さん、サプライズでキューンが再登場して既に願い叶えてる祢音、世界平和のために地に足を付けて警察官を目指すと決められるくらい成長した景和。これを見た我々、特に子供たちが願い続ける力を信じて素直に夢を追い続けられるようになってくれたらと期待してしまうくらいにいい最終回だった。
一年間ありがとう仮面ライダーギーツということで、メモリアルバックルが発売されたのを機に、エグゼイドぶりに現行ライダーのベルトを買ってしまった。こんなこともあろうかとメイン4人分のサウンドコアIDだけ買っといて良かったぜ。調べたらブーストマークⅡとレーザーレイズライザーとブーストマークⅨはプレバンで定価で購入できるものだからこれも買ってしまった。やるなバンダイ、最終回駆け込み需要をきちんと理解しているんだな。既にデザイアドライバーは届いたから開封して遊んだけど、ブーストバックルの握り心地最高っすね。冬映画とVシネも楽しみ。
「推し」という言葉への違和感について自分語り
「○○は俺の嫁」という言い回しがある。
これは要するに「結婚したいくらい○○が好き」ということを意味する。
近年、その代わりのように「推し」という言葉が使われ出した、というのが僕の印象だ。
僕は何となくこの「推し」という言葉に違和感があった。
ただ単に流行に乗り損ねてきまりが悪いだけという可能性もあるが、何かしら理屈を立てられないか考えてみた。
「推し」の定義
まずは単純に言葉の定義を調べてみる。
他の人にすすめること。また俗に、人にすすめたいほど気に入っている人や物。「推しの主演ドラマ」
[補説]アイドルグループの中で最も応援しているメンバーを意味する語「推しメン」が流行したことから、多く、アイドルや俳優などについていう。
引用元:推し(オシ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
「推奨」とか「推薦」という言葉からもわかるように、他人に何かをおすすめしたい!という感情が「推し」という言葉の根底にあるらしい。
完全にこれだ、違和感の正体。
僕にとって好きなものと他人に薦めたいものは必ずしも一致しない。
というか気軽に話せる友達がいないので、まず他人に何かを薦めたいという気持ちにはなかなかならない。
だから「○○が好き」という意味では「推し」という言葉は使えないわけである。
逆に考えると、「好き=推し」の言い換えが成り立つということは、それだけ何かを薦めたり薦められたりが当たり前の生活を行っているのだと考えられる。
SNSが台頭して、交流が容易になったからこその変化と言えるかもしれない。
「推し」と現実
さらに言えば、「推し」という言葉はかなり現実に軸足を置いた言葉であるように感じる。
言葉の定義からしても、何かを薦める他人は現実に存在している。
また、売り上げに貢献することで応援したいとか、人気が増えれば作中での扱いもよくなるとか、現実的に自分の立場をわきまえているイメージがある。
確かにオタクがやっていることは現実的にとらえればそういうことだ。
でも、そういう考え方は一歩身を引いている感じがして寂しいと個人的には感じてしまう。
何も理由や意義がなくたって好きなら好きでいいじゃないか。
そもそも僕は現実が辛いから空想の世界が大好きなのだ。
現実の都合や他人なんて気にしたくはない。
虚構なのはわかっているけど、だからこそこの気持ちだけは本物だと信じる。
しかしそう考えると、「嫁」という言葉もかなり傲慢というか卑怯な言い方にも思える。
実際に恋愛できるシミュレーションゲームならまだしも、たいていの場合相手の了承なんて取れるはずもないものを。
とは言っても異性に対する「好き」の最上級は何かと考えると、「嫁」以上にふさわしい言葉はないように思える。
まとめ
・好き≠他人に薦める(言葉の定義)
・何となく現実目線なイメージがある(偏見)
この2つの理由から「○○が好き」という意味では「推し」という言葉を使わずに今後の人生生きていこうと思います。
趣味を共有できない寂しさを逆転させて、独占する悦びに昇華することで乗り越えた経験があるので、自分としては曲げられない部分です。
まあただの言葉なんだから、気にせず言い換えてもいいんだろうけどね。
このブログについて
僕はTwitterでいわゆる壁打ちアカウントをやっている者です。
アカウント名は図書館寄生生命体Ⅱ、これは学生時代に友達がいなくて図書館にこもっていたことが由来になってます。というかそのままです。
毎週ニチアサの感想をつぶやくのが日課だったのですが、誰も見てないのにネタバレ配慮してふせったーを使いだしたせいで後から自分で見返すのが不便になりました。もともと興味があったこともあり、どうせ誰も見ないならブログにまとめたりしたいなと思うようになったわけです。
特にスキルもない無産ですが、自分で面白いと思ったものを形に残してみて、ちょっとでも面白い人間になれたらいいなと思って感想以外にもいろいろ書いていこうかなと思います。
チラ裏に書くのと何が違うのか、サーバーに無駄に負荷をかけるだけなのではないかという不安を抱えつつも、とりあえず新しいことをやってみようかと。
好奇心旺盛なのがかっこいいと思っているタイプです。